そして今夜も酔眼漂流

酒を片手に日々酔眼化する人の日常、あるいは酔っ払いの独語

さよならはてなダイアリー

はてなダイヤリーが昨日でサービス終了。きちんと使っていたわけではないけど、それでも他のサービスやブログツール、例えばMovableTypeやWordPressなんかと比べるとはるかに思い入れのあるサービスだった。ブログというものが出始めた頃、それがなんだかよく掴めない中ダイアリーであるというがなんとも自分にはわかりやすくて合っていた。最終的にはtDiaryをメインで使うようになったけれど*1、それがなければ本格的に使っていただろうな。

何よりもあの頃のはてな自体が、面白い存在だった。運営会社とユーザという関係じゃなく、勝手にこっちもはてなに参加している気分にさせられるそんなところだった。いろんなところで距離が近いのがはてなのいい面悪い面だったのかも*2。はてなダイアリーが始まった頃はもう決して若くはなかったけれど、インターネットはなんか面白くてワクワクさせられるぞ、と感じさせられたのだ。時代は変わる。はてなも随分変わったようにみえるし自分も変わったんだろう。インターネットに対する興味と情熱は薄れてきてしまっている。

そしてはてなダイアリーの終わり。それはは一つの時代の終わり、区切りか。なんて思うほど感傷的ではないけれど、これを機会に最近はすっかりご無沙汰してしまったネットに駄文を流すという行為をまた始めてみましょうかと思案していたり。

自分で書いたものを後々読むと、その中にはなかなか上手いこと書いていたり面白いものがあったりする。自分自身のことながら発見があるのだ。はてなブログのキャッチコピーに「思いは言葉に」とあるけれど、小さなことでも、その思いを書き綴っていくことは、たとえ人には意味がないようなことでも、自分にとっては何かになるはず。というようなことを思って、最近はすっかり放りっぱなしのココとかあそことか、もう一度奮起して細々とやっていきましょうかね。

*1:これもやっぱり日記形式だ

*2:その辺りがはてな村と揶揄される一因なのかな

Amazonのプライム会員になってみた

Amazonプライム会員の損得勘定

Kindle Paperwhiteを購入する際に、プライム会員だと4,000円の割引があるという。それにつられて会員になってみた。

Kindle Paperwhiteについては以下。 book.suigan.net

プライム会員の特典としては、

  1. 無料の配送特典
  2. 特別取扱商品の取扱手数料が無料
  3. 家族と一緒に使い放題
  4. プライム会員限定先行タイムセール
  5. Amazonパントリー
  6. Amazon定期おトク便のおまとめ割引
  7. プライム・ビデオ
  8. Prime Music
  9. プライム・フォト
  10. Kindleオーナーライブラリーの利用

と、いったところ。Kindleの割引目当てで入会したけど、果たして得か損か。ちなみに入会料は、年間で税込み3,990円。

送料が無料にできる

まず、無料の配送特典。これは、お急ぎ便と日時指定便が無料になる。税込みで360円、または514円が無料。お急ぎ便はあまり使う機会かなさそうだが、不在で再配達というのがいやなので、日時指定は必須。月一ぐらいで買い物すれば、十分元が取れる計算。

2,3,4,5,6,10については、今のところ興味ないのでパス。

プライム・ビデオ

プライム・ビデオは、Amazonビデオで、プライム会員特典のものなら見放題というもの。何でもかんでも見ることができる訳じゃなくて、そのラインナップはちょっと微妙。個人的には「孤独のグルメ」、「深夜食堂」、「CSI:科学捜査班」があったので、ひとまず満足かな。

Prime Music

Prime Musicは音楽の聴き放題サービス。これもラインナップはちょっと厳しいかな。配信曲が、例えばApple Musicは約3000万曲に対して、100万曲。目的を持って聴こうと探してみても、お目当ての曲は見あたらないって可能性が高い。ただ、料金が安い。同様の他のサービスがほぼ月額1,000円というのに対して、Prime Musicは月額に換算すると300円ちょっと。で、オレなんか何でもいいからBGMとして流れてればいいって使い方にはこんなもんで十分。 上記二つは、単品のサービスとしてみると他の競合サービスと比較して見劣りがある。ただ、それなりに音楽が聴けて、動画も見れて年間3,990円なら文句ないレベル。そもそもこの二つが目当てで会員になったわけでもないし。

プライム・フォト

さらに、容量無制限で写真が保存できるプライム・フォトも付いてくる。まぁ、これに関してはGoogleフォトという対抗馬があって、こっちは無料で使える。だから、わざわざ使う必要がないかっていうと、そうでもない。プライム・フォトの利点は、画像データを無圧縮で保存できる点*1。実際問題として、スマフォやタブレット、PCで見る分にはその違いはわからないんだろうけど。いずれにせよ、バックアップ先は複数あっても困ることはない。プライム・フォトもオマケで付いてくると思えば、使わない手はない。

プライム会員は入って可

こうしてみると、Amazonで定期的に買い物をする人にとっては、年間3,990円で送料を無料にすることが出来て、そこそこビデオも音楽もあって、写真も保存できるプライム会員ってのは、入って損はないんじゃないでしょうかね。特に、Kindleを買う人にとっては、入っておけって感じ。Kindleの割引4,000円とプライム会員代の3,990円で差し引きゼロ。つまり、Kindle買えば上記のサービスがおまけで付いてくると考えれば、お得。

*1:Googleフォトも無圧縮で保存できるけど、それだと無制限じゃなくなる

鬼束ちひろライブ「TIGERLILY」に行ってきた

ライブに行くこと自体久しぶりだが、鬼束ちひろのライブに行くのも初めて。彼女にとっても2年ぶりの単独公園だとか。場所は、コレド室町内にある日本橋三井ホール。

鬼束歴はまだ浅くって、彼女に興味を持ったのは、少し前に大胆なイメージチェンジが話題になった頃。それまでは、「トリック」の主題歌の人という認識しかなかった。初めて見た彼女の姿がド派手なメークの姿。で、以前の写真などを見てみると、確かに「どうしてこうなった!?」的変貌。ネット上では賛否両論。そんなことで、かえって興味が湧いて彼女の曲を聴いてみようと思った。

実は、それまで持っていた彼女のイメージって、勝手におどろおどろしく思っていた。「トリック」のエンディングのイメージと彼女の声と、何より「鬼」って名前から勝手に。ところが「初めて」見た彼女はそんなイメージと真逆。漠然と30代ぐらいに思っていたから、「月光」の頃が二十歳だと知って驚く。「眩暈」や「流星群」、「私とワルツを」などなど聞いていくうちにすっかり彼女の世界の虜に。

傍目から見ると、所属レコード会社や事務所が変わったり活動休止があったりと、彼女の活動は順風満帆には見えず、いろいろご苦労がお有りなようで。そんな中での、驚愕のイメージチェンジは、色々と憶測を呼んだんだろう。それは試行錯誤なのか、迷走なのか。しかし、最近になって以前の雰囲気に戻ってきた、と言っていいのか。どういう心境なのかなんてことは、あれこれ詮索しても、それは彼女自身のことであって、意味のないことだろう。ただ、どうであれ彼女が無理をしていないことを願うばかり。

このライブがあると知ったのが今年の1月。抽選の先行予約があるというので、ダメもとで申し込んでみた。そうしたら、あっさりと入手。しかも結構前のほう。この時点で、もしかして不人気なのかと変な勘ぐり。しかし、会場に着いてみれば満席状態。客層は千差万別。でも、女性の方が多いのかな。ワンドリンク付きと言うことで、ビールを一杯を頂き、開演までの時間を待つ。

時間になり会場内へ。席は前から5列目。しかし、一番端なのでステージ上はちょっと見づらい位置。席に着くと妙な緊張感。ライブ自体が久しぶりってことがありますけどあるけど、ちゃんと始まるんだろうかって若干の不安も。予定時間の19時になっても始まらない。5分過ぎても始まらない。否が応でも高まる緊張感。過去のライブの感想などをネットでいろいろ拝見していると、いろいろ不安になることが書いてあったり。だからなおさら。

やがて10分近くになる頃、ピアノ演奏の富樫春生さん登場。ソロでの弾き語りの中、白いドレスの鬼束ちひろ登場。で、のっけから「月光」を。イントロの瞬間から鳥肌が立ち、彼女の歌声に圧倒される。MCなしで、ピアノ一本で黙々と歌っていく彼女。曲の合間に拍手が鳴る以外は静まり返る会場。「お祭り」としてのライブじゃない。誤解を恐れずに言えば、これは「楽しむ」ためのものじゃない。なんだか対決している気分になる。歌う彼女と聴くこちら側との真剣勝負だ。

正直、もう少し肩の力を抜いてもいいのでは、と思わせる熱唱。いや、熱唱なんて言葉ではぬるい。全身全霊で歌うその姿は、狂気すら感じる。聴きながら思ったのは、果たして彼女自身は楽しめているのかってことだった。なんかね、これな何かの儀式で、彼女はシャーマンであり生け贄であり。圧倒的な感動とともに、いたたまれない気分も少々。

最後に富樫さんと並んで「礼!」と深々とお辞儀をする。顔を上げた彼女の表情には、疲労困憊の色。ステージを去る足取りもふらつく感じ。だがしかし。途中で、客席に向けてVサインを送る顔はとても素敵な笑顔だった。こっちまで嬉しくなる笑顔。その瞬間「ああ、彼女も満足だったんだなぁ」と勝手に納得した。また、この笑顔を見るためにライブに行きたい、なんて年甲斐もなくこっぱずかしいことを思いながら会場を後にした。